会長挨拶
 毎年恒例となりました日本マイナスイオン応用学会の主催する、「マイナスイオン応用フォーラム」は、今回で第11回目を迎えました。
おかげさまで毎年、マイナスイオンに関連した最先端の研究が発表され、忌憚なく相互に意見交換し、切磋琢磨できる場として、本フォーラムは、大学および業界の専門家の間で、大いなる関心と評価を頂いております。
現在、欧州ギリシャをめぐる世界金融危機、また日本の東北地方の大災害における復興支援など、まだまだ経済も生活も明るさを見いだせないままでいます。しかしながら経済復興の鍵は、私たちの研究基盤に近い、環境やエネルギー、医療、健康といった分野に目が向けられています。また、IT、バイオ、ハイテク、農業といった分野も例外ではありません。
そこで今回の大会では、「高電位・水素・電子」をテーマに、とくに高電界とマイナスイオン、生体効果の接点から、新時代の斬新的な研究テーマを選別し、このフォーラムを企画いたしました。一見、それぞれの研究テーマは別々のように見えますが、最後にはマイナスイオン応用研究の接点と、広がる可能性を充分にご理解頂けることと思います。
一昨年、昨年度とフォーラムの焦点は、ナノ・マイクロバブル、水素の柱で活発に論議できました。
今年は、高電位、低電位、水素、電子の応用として演題を集約することができました。
とくに今回の特別講演では、高電界と生体作用の分野では、とくに新進気鋭で専門家の熊本大学・バイオエレクトリクス研究センターの勝木淳教授をお迎えし、「パルス高電界の生体作用と最新技術」でご発表をお願いしました。
バイオエレクトリクスとはなにか?国際的な動向、マイナスイオンとの関連性、 パルスパワーによる生体制御とバイオ、医療、農業などへの応用、とくに パルス高電界の動物細胞への作用とその制御、パルス高電界を用いたがん治療、 水中プラズマの細胞への作用とその制御、パルス高電界を用いた液体の殺菌、 高輝度真空紫外光の動物細胞への作用などの興味ある内容のご発表があります。
幸いにも、先生からは、誠に迅速なご快諾のご返事を頂き、今回の運びとなりました。改めまして心から感謝申し上げます。
今回、一般演題でも、いま注目を集めています放射能の機能水による除染の問題、水素水の新しい話題、交流・マイナス直流高電位による冷凍保存技術、世界に広がる電子付加による農業・畜産の応用と展開など、たいへん興味ある4つの演題が集まり、すべて本フォーラムのテーマに相応しい、誠に充実した内容となりました。
私も、本テーマの前座として、「からだと電気・・高電位と低電位の生体調節」をお話します。
今後も、当学会としましては、年次、このような大会フォーラムを通して、マイナスイオン関連の応用技術を発掘し、ともに利用価値を高め、研究支援してまいりたいと考えています。
 最後に本フォーラム開催に当たって、特別のご協賛を賜った20社を超える多くの企業の皆様、そして話題提供にご協力を頂いた諸先生方を始め、運営委員、事務局の皆さん、関係各位に深謝申し上げるとともに、今後とも、学会の設立趣旨にご賛同頂ける大勢の皆様方の一層のご参加と、学会へのご協力をよろしくお願い申し上げます。                
平成23年10月14日
日本マイナスイオン応用学会
会長 山野井 昇
               

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